ベルリン・ミッテ区の少女像に関する左派党による動議

www.linksfraktion-berlin-mitte.de

以下が翻訳である。

 

平和像を守ろうー性的暴力の犠牲者の記憶を可能にするために

 

地区議員集会で以下を決議されたい。

 

いわゆる「平和像」をブレーマー通りとビルケン通りの角に設置するというコリア協会による芸術のための都市空間の特別使用許可依頼の認可取り消しを撤回されるよう区役所に要請する。

 

加えて、許可された展示期日と道路工事によって延期された実際の展示期日の間に生じた数週間の分だけ一時的な展示の延期が許可されるべきである。

 

さらに区役所は設置依頼者とともに、「平和像」を継続的に地区に展示するための解決法を見出すべきである。地区議員集会もそれに加わる。

 

根拠

 

第二次世界大戦における日本軍による東アジア女性の組織的な性的搾取(いわゆる慰安婦)についての歴史的事実は明白である。ベルリンの歴史とそれを踏まえたミッテ区の自己理解を背景として、東アジア史におけるこの歴史と批判的芸術的に取り組むことは、ベルリンとそこに住む市民社会に公共空間で行われえなければならない。日本国も1993年にいわゆる「河野談話」によって自ら依頼した歴史研究に基づいて、事実と組織的道徳的な責任を認めている。

 

「平和像」は、戦時とそして平時における性的暴力についての議論を喚起するものである。

公式発表はまだないようだが、これが提案された動議である。時事ドットコムニュースの記事では

www.jiji.com「恒常的な設置に向けた解決策を探すべきだ」との文言が盛り込まれた。

とあるが、その文は最初からある。それ以下の議員の発言についてはまた調べてみる。ただ現在その「解決策」が「ライダンハン」を並記するなどというものになる情報はない。ブコメでは、碑文を無断で付けたなどと言っている者がいるがデマである。碑文が付属する事は設置許可願いの段階で記載されていたし、その文言を正確に要求されていたわけでもなかった。その内容も以前の碑文と大きな違いがない事は、前の記事を参照されたい。

ベルリン少女像の解説文

 公式にはベルリン・ミッテ区のフォン・ダッセル区長は、少女像の解説文の表現に問題があることを設置許可取り消しの理由としているが、そのテキストをコリア協会がFacebookで公開していたのでその翻訳を挙げておく。

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ベルリン・ミッテ区 少女像解説文

(訳)第二次世界大戦において日本軍はアジア・太平洋全域で数えきれない位の少女と若い女性を性奴隷制度へと強制しました。この平和の像は、これらのいわゆる慰安婦達の苦しみを記憶に留め、1991年8月14日に沈黙を破り、その様な犯罪が繰り返される事に世界的に反対する生存者の勇気に敬意を表すものです。

 

 ハンブルグでの展示の際のテキストは以下である。

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ハンブルグ・少女像解説文

(訳)この「平和の少女像」は、第二次世界大戦中日本軍によってアジア・太平洋全域でいわゆる「慰安婦」として軍売春宿で性奴隷制度へと強制された数十万人の少女と若い女性の苦しみを記憶に留めるものです。

女性に対する暴力が時代や地域を超えたものであるのに応じて、その記憶と警告に限界があってはなりません。この記念碑はこの非人間的な制度化された戦争犯罪の犠牲者の追憶を通じて世界中の性暴力の全ての犠牲者との連帯のもとに平和を呼びかけるものです。


 ハンブルグでは、日本領事はこれに「多くの誤り」があるとして抗議したが内容についての議論を拒否した。ベルリンのケースでもこの短い記述の中のどこに問題があるのかは不明である。日本政府としては「性奴隷制度」という表現を問題視しているのだろうと推測できるが、ドイツ側がそれを問題視するならそもそも性暴力一般ではなく日本という特定のケースだけを取り上げているという非難は当たらない事になる。すると、日本軍を主語としている事ぐらいしか考えられないが、性暴力一般に反対するのに個別例を挙げてはならない、という論理は成立しない。また、他のケースを全て網羅しなければならないというのは告発を無効化するおなじみの詭弁である。

 

 現在は裁判所の判断待ちの状態でまだ先行きは不明だが、ミッテ区の社会民主党、緑の党は設置継続を支持しており、左翼党は恒久的な設置を支持している。

www.linksfraktion-berlin-mitte.de

 

ベルリンの少女像についてドイツ公共放送rbb10月13日記事の翻訳

www.rbb24.de

 以下、上の記事の翻訳である。行政、法律用語に誤りがあるかもしれないが大目に見られたい。日本政府がまたも恥知らずな行為に及んだことには驚きはないが、よりによって緑の党の区長が圧力に屈したことに驚いた。彼の最後のあたりのコメントを見る限りまだ事態を把握していないようである。妥協は不可能であろう。

 

 

日本と韓国協会の争い

モアビートの平和の像はさしあたり撤去されない

ベルリン・ミッテ区は、10月14日までにモアビートの「平和の像」を撤去せよという命令をさしあたり撤回した。区は直前に裁判所に提出された協会の緊急請求に対応した、と火曜日にベルリン行政裁判所の広報はrbb24に語った。彫像は「行政裁判所の根本的な評価が提出されるまで」撤去されないと、シュテファン フォン・ダッセル区長(緑の党)は火曜夜説明した。

モアビートのブレーマー通りとビルケン通りの角の記念碑は性的戦時暴力の犠牲者に捧げられおり、例として第二次世界大戦期の日本軍による強制売春を扱っている。

 

区によると日本政府は「不満」をもって対応

韓国協会は9月28日に彫像を芸術委員会の許可のもとに市街に設置した。その直後に区は協会に彫像の許可を取り消し、その決定を記念碑の形態についての「不満」をもって理由づけた。

区の金曜日の発表によれば、彫刻は性的暴力一般を主題化しているのではなく、「ただ第二次世界大戦における日本軍の振る舞いのみ」を扱い、それゆえとりわけ日本において「国家的レベルの」不満があるとされた。

taz(訳注:新聞名)の報道によれば、日本の国家的保守主義政権の外相が10月初めにハイコ マース外相(社会民主党)との会話において彫像について不満の念を表明し、その後「政治的圧力」がベルリン上院事務局を通して区に加えられたとされる。区はその後「折れた」と韓国協会の広報はrbb24に述べた。

 

上院事務局はミッテ区に「早急な解決」を要求

rbb24の問い合わせに対して外務省の広報はノーコメントであった。ベルリン上院事務局は、日本大使館とコンタクトし区に通して「早急な解決」に関与したと述べた。

その後、区は韓国協会に展示されたばかりの彫像を10月14日までに撤去するように要求した。フォン・ダッセル区長はその方向転換を金曜日に「『平和の像』とその解説板によってその解決がドイツにおいて適さない2国間の政治的歴史的に複雑な紛争が取り上げられてしまった。」と理由づけた。

韓国協会はそれに対して彫像の存続のための公開書簡を公開し、オンラインで1900人以上の支持者が賛同した。

像のためにフランクフルトの学生であるアンジェラ リーもオンライン請願を開始し既に5200の署名を得た。「第二次世界大戦の記憶の文化はベルリンにおいてもドイツという舞台に制限されるべきではありません。像は大陸を超えた教育の重要な一部なのです。」とrbb24に述べた。 

平和の像のために200人がデモ

火曜日に韓国協会の呼びかけで約200人が、平和の像の維持のデモのためにモアビートのビルケン通りに集まった。「我々は彫像の排除に反対する。像は第二次世界大戦時の日本軍による性暴力についての沈黙を破った生存者の勇気を記憶に留めるものです。ですがこの彫像は日本に対する批判としてではなく、女性の権利のシンボルなのです。」と協会の広報はrbb24に対して火曜日に語った。

「彫像は戦争における性的暴力、特に女性に対する一般的な抗議であり、その例として日本兵のためにおよそ20万の少女、女性に売春を強要した日本軍の行為が取り上げられているのです。日本政府は中国、朝鮮、他の太平洋地域の国からの犠牲者を「慰安婦」と名付けたのです。」

 

緑の党は同党のフォン・ダッセルを批判

選りによって緑の党の区長がその様な記念碑の排除に動いた事は、ベルリン市議会の緑の党議員団によて批判を受けている。議員団代表のラウラ ノイゲバウアーはフォン・ダッセルは緑の党の価値を日本からの政治的圧力に従属させたとrbb24に語った。「区の反応は信じられないほど誤ったシグナルです。緑の党は芸術の自由に立ち強制売春の犠牲者と100%連帯します。」緑の党議員団は同僚のフォン・ダッセルに像を許可するように要求する。

ベルリン市議会の緑の党議員団の内政代表のベネディクト ルックスは火曜日、区は日本からの圧力に「屈し」、「像は最初は許可され、それから非常に歴史修正主義、国家主義的な日本政府からの圧力がかけられた。」とデモにおいて述べた。

「他国に大きな被害を与えたドイツの歴史ゆえにベルリンにおいてそれが記憶される事が重要なのです。」

フォン・ダッセルは妥協を提案

区庁自体は火曜日の早晩にこの件について「更なる決定は行わず」行政裁判所の根本的な評価が提出されるまで待つことを表明した。「我々は、この複雑な論争において我々自身のまた関係者全ての議論を根本的に熟慮するためにこの時間を使いたい。」とフォン・ダッセルは火曜夜説明した。「韓国協会と日本側の利害共に適した妥協ができる事を望んでいる。関係者全てが満足できるような形の記念碑ができる事が望ましい。」

 

 

 

 

Erscheinung44@Erscheinung35の差別発言について

私が覗いているツイッターアカウントにもしばしば出てくるErscheinung44@Erscheinung35という「リベラル」な人がいるが、この人がまたデタラメで差別的発言をしていたので、批判しておく。

 

私自身は、ツイッター社が差別発言を容認しその批判者のアカウントを停止するような体質の会社であるからツイッターをしていない。見ると彼はブログを持っているので、そこにコメントしようと以下の文を書いたのだが、投稿しようとするとアメブロ会員のみ可だったので、本人の目に入らないかも知れないがここに挙げておく。もしツイッターアカウントを持った何方かがこれを読まれたら本人に知らせて頂ければ幸いである。

 

私はツイッターをやっていないのでここにコメントさせてもらいますが、あなたのこのツイートについてです。

 

https://mobile.twitter.com/Erscheinung35/status/1224116023386763264

>ダウンタウンの「関西弁」てあれ尼崎の言葉やからね。この引用元の仰るとおり,土井善晴先生が喋ってるのがほんらいの大阪弁。あと米朝師匠など上方落語を聴くとイメージが掴めると思う

posted at 08:42:57

 

あなたは以前もこんなツイートしてましたね。

 

https://twilog.org/Erscheinung35/date-160506

>ダウンタウンが喋ってるのってあれ尼崎の下町言葉だからね(←切断処理)

posted at 14:41:46

https://twilog.org/Erscheinung35/date-170208

>大阪が迷惑ばかりかけて申し訳ありません。ただ少しだけエクスキューズしますと、ダウンタウンは尼崎…

posted at 19:58:35

https://twilog.org/Erscheinung35/date-170208

>ダウンタウンの喋ってるのって尼崎言葉で、本来の大阪弁とは若干違うんすよねそもそも。まあ、全国でダウンタウン言葉が幅を利かせた結果、いま話されてる大阪弁もそっちに引っ張られてるのだが

posted at 22:44:47

 

私は尼崎出身で地域的にも彼らの地元の出ですが、「ネイティブスピーカー」としては、彼らが出て来た時から漫才師になると地元の言葉ではなくなるのかと感じて来たので、彼らがテレビで話しているのは尼崎言葉ではないですね。あれは漫才師の「大阪弁」だと思いますが、あなたは何らかの言語学的なエビデンスをもってそう主張されているのですか。

 

そもそも、たとえ彼らの言葉が尼崎言葉だとしても、キレイな「本来の大阪弁」と対比して「下町言葉」などと言い、大阪出身ではなくて尼崎とか、あたかも彼らの政治的な醜態と彼らの出身地、言語に関連があるかのように語るのは、明確な差別です。上のツイートに続いてお仲間と地域差別的なやり取りをしているのを見て、本当に呆れました。

 

まあ、「こんな事も分らへんお前らみたいなリベラル気取りのカスがでかいツラしてんのが、日本の惨状のげーいんやろ。あほか。」っていうところですか。これ尼崎言葉なんかな?知らんけど。

 

あと、ついでにこのエントリーhttps://ameblo.jp/erscheinung43/entry-12565463778.htmlも読みましたが、

 

>頭のいい人間、冷静な人間であれば、社会事象の複雑性を正確に見積もって、この世界を思い通りに動かそうなんていう出来もしない妄想を抱いたりはしない

 

「頭がいい」/バカ、とか「冷静」とかの概念を無批判に受け入れた杜撰な駄論ですね。この程度なら平気で地域・言語差別するのは当然と納得しました。

 お仲間の「リベラル」な方達が誰も彼の差別発言をたしなめる事もなく、「下品」な大阪のイメージに対して本来の美しく上品な大阪の喪失を嘆く様子は途轍もなく醜悪であると言わざるを得ない。しかもその喪失の原因は「周辺」からもたらされたされるのだ。上品/下品とかいう対立を疑う事もない怠惰な思考に未来はない。

 

 

 

ドイツにおける外務省による「少女像」展示妨害について

南ドイツ新聞の記事 https://www.sueddeutsche.de/kultur/kriegsverbrechen-japanische-reflexe-1.4562767の翻訳である。報道がないなあと思ってぼちぼち翻訳していたら週刊金曜日でこの問題が取り上げられたようだがせっかくなのでアップしておく。写真はハンブルグでの展示のものである。

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日本的反応

ケヴィン シェーアシュミット

日本の罪は否定されていないとは言え、ドイツでも「慰安婦像」をめぐって怒りがある。

8月初め日本の名古屋市の「愛知トリエンナーレ」である展示が閉鎖された。その理由は第二次世界大戦中に日本の戦地売春宿での強制売春婦として連行された朝鮮人女性に捧げられた「慰安婦像」を展示したことである。韓国人彫刻家の Kim Eun-sungKim Seo-kyungによる「平和の少女像」はこの戦争犯罪の想起のための原形の一種となっており、多くの国に存在する、このドイツにも。

だが、それを設置しようとした全ての場所でそれが可能になったわけではない。2016年9月フライブルグ市は日本の姉妹都市である松山市姉妹都市関係の中止という脅しの後、「慰安婦像」の設置を断念した。2017年3月にはオーヴァープファツのヴィーゼントでは、ミュンヘンの日本総領事の何回もの訪問の後、「慰安婦像」横に設置された二つの情報板が取り外された。ブランデンブルク州のラーフェンスブリュック強制収容所記念館の訪問者センターでは、2017年4月に数週間の間のみ小さな「慰安婦像」が展示された日本大使館はそれを取り除くように要求してきた。ラーフェンスブリュック強制収容所記念館のインザ・エッシェンバッハ館長は「もし展示が一時的なものではなかったなら、さらに拗れていたかもしれません。そのような小さな像がこれほどの騒動を引き起こすことは注目すべきことです。」と述べた。

ハンブルグでも昨年同様の騒ぎがあった。ノルトキルへ(注;ドイツ北部の福音派教会)の女性部代表イレーネ・パプストによれば、2018年8月ドロテー・ゼッレ・ハウスに一時的に展示された「慰安婦像」のオープニング直後にハンブルグ日本領事館からの電話があり、マルヤマ領事、カトウ・キクコ総領事が繰り返し像の撤去を要求した。その理由は、付属する説明文に多くの誤りがあるのに加えてこの問題は日本と韓国間の協定で最終的に解決されたというものであった。この問題について議論する共同のイベントの提案日本側から拒否されたことをイレーネ・パプストは残念に思っている。

第二次世界大戦で、日本の戦地売春宿で暴行され、概念的には「慰安婦」として矮小化された女性たちの運命は日本ではタブーである。1993年に日本政府はいわゆる「河野談話」によって軍が戦地売春宿運営していたことを認めた。多くの女性が日本の役人、軍関係者の直接的な関与もあって売春へ連行されたというのがその説明である。だが日本の現在の首相である安倍晋三はこの事実を絶えず否定し、河野談話を破棄しようとしたがワシントンの圧力からそれを断念した。ハンブルグでの出来事は当時は公表されなかった。



報道に対して日本領事館はパンフレットを送付

イレーネ・パプストは韓国人「慰安婦」の運命だけでなく日本の代表者の攻撃的な姿勢についても注目を集める事が重要であるとし、日本領事館の介入によって2018年8月に像の展示が阻止されたボンでのケースを指摘する。ボンの女性博物館館長のマリアンネ・ピッツェンによると、日本領事館の代表は彼女に「日本国がこの問題にどれだけ素晴らしい取り組みを行っているか」説明しようとしたそうである。副領事は自ら彼女にコンタクトを取って像展示の中止を要求した。

当時我々に圧力がかけられていました。」と昨年を振り返って述べる。2018年の5月から8月にかけて議論が行われ結局「外交的決定」がなされた。像は展示されず、その代わりに戦時における女性への暴力一般に注意を促す別の像が発注された。「私には納得できないものがあります。」とピッツンは強調する。

その年の6月ドルトムントの福音派教会集会においても問題が起こった。デュッセルドルフの日本総領事イソ・マサトが「ツェッヘツォレルン」産業博物館の「慰安婦像」展示に対して日本政府の不快の念を表明した。だが展示が一時的なものである事が伝えられるとそれ以上の要求は行わなかった。

ドイツにおけるこのような出来事の報告に対して、ハンブルグ日本領事館がデュッセルドルフも代表して意見を表明し、その歴史的出来事についての日本の見解についての外務省のパンフレットを送付してきた。そこではまさに「慰安婦問題」が取り扱われており、日本政府は真摯にこの問題系に取り組んでおり、「慰安婦問題」が多くの女性の名誉と尊厳に関わると認識しているが、201512月に日本と韓国両政府の多大なる外交的努力によって最終的かつ不可逆的に解決済みであるとされている。

この水曜日にベルリンのブランデンブルグ門前で、国際的な「慰安婦」メモリアルデーにちなんでNPOコリア協議会によって組織された平和的デモが行なわれる。「慰安婦像」と共に。

2019年8月13日



ハンブルグ領事によって「多くの誤りがある」とされた説明文が以下である。

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(訳)この「平和の少女像」は、第二次世界大戦中日本軍によってアジア・太平洋全域でいわゆる「慰安婦」として軍売春宿で性奴隷制度へと強制された数十万人の少女と若い女性の苦しみを記憶に留めるものです。

女性に対する暴力が時代や地域を超えたものであるのに応じて、その記憶と警告に限界があってはなりません。この記念碑はこの非人間的な制度化された戦争犯罪の犠牲者の追憶を通じて世界中の性暴力の全ての犠牲者との連帯のもとに平和を呼びかけるものです。

難民受け入れ説明会に行ってきた

(注)quagmaさんから批判を受けた点について、とりあえず追記で説明をしましたがその後考慮の上、やはりその表現は差別的で問題があると判断したため削除、修正しました。体験談ということで私の主観的印象をそのまま書いてしまいましたが、少なくとも客観データをもって語るべき内容でした。不快に思われた方、また該当の人物に謝罪します。 

 

 先日、私の住んでいるところではないが難民受け入れについての説明会があったので行ってみた。それについて報告する。特別に記録を取ったりはしていないので質疑応答は記憶によるものである。

 

 説明会があったのは、郊外にある人口2万人足らずの地区。大きな商業地もない住宅地である。区議会選挙での得票率はメルケルのキリスト教民主同盟(CDU)約40%でトップ、社会民主党(SPD)と緑の党が約30%である。なお現政権はCDUとSPDの2大政党の連立政権である。

 外国人比率は約9%、難民/難民申請者(以下「難民」は申請者含む)は1%強。その内訳はシリア35%、アフガニスタン20%、イラン、アルバニア9%等である。年齢構成は17歳以下が26%、18から29歳が37%、残りがそれ以上、男性比率は60%、難民全体の約75%が家族で残りが単身者である。

 会場はドイツの高校であるギムナジウムの大教室。参加者は200から300人位だろうか、座席は全て埋まっていて私は後れてついたので立ち見だった。壇上には区長、警察地区長ほか難民受け入れコーディネーターと建設/環境、住民サービス担当者、教会系社会奉仕団体代表、警察以外は女性だったそれに難民代表としてシリア人男性。私から見えた範囲で参加者の殆どはドイツ人、中東系と思われる人が数人、アジア人は私一人のようだった。

  コーディネーターから住民によるこれまでの援助、寄付に対して感謝の辞があり、難民用の住居の構成、立地等の報告の後、難民代表のシリア人男性が自己紹介、挨拶、援助に対する感謝を述べた。ダマスカス近郊出身で40代で妻と子供が3人いたが娘の一人は亡くなった。「ドイツ社会のルールを守り地域になじんで行きたい。」

 警察による治安状況についての報告。難民同士の喧嘩、万引き、騒音などのトラブルがあったが、軽微な犯罪であり犯罪率は非常に低い「0.1%のオーダーに過ぎない。」 コーディネーターによれば他に住民とのトラブルとしてはゴミの分別がある。「アフガニスタンから来た人には、何が再生可能で何がそうでないのかを区別するのは難しい。」

 その後質疑応答に移る。

最初の質問者男性は数ヶ月前にこの地区に家を購入。最近近くの家に難民が来ることを知った。もっと早く知らせることはできなかったのか。「知っていたらここに家を買わなかった。」 

できるだけ迅速に情報を与えるようにしているが、状況の変化によりなかなか難しい。

 

難民代表のシリア人男性について「あなたの家族はどこにいるのか。」

まだダマスカスにいる。旅が危険なので残してきた。

 

どのような難民が来るか選択することはできるのか。

できない。州によって人数が割りあてられ、どこ出身の難民か、また家族なのか単身者なのか等は分からない。

 

施設への難民の割り当てはどうしているか。

一軒家には家族が入れるようにし、その他国籍、宗派等を考慮して割り当てているが、思う通りには行かない。コーディネーターによれば、難民同士の争いは異なる国籍、宗教のものの間より、同国人で「馬が合わない」ので起こる場合が多い。他異なる宗教の難民を受け入れているホストファミリーの方からも彼らの間で問題はないとの発言

 

景観保護地区にも収容施設ができるようだが。

できるだけの配慮はする。

 

難民支援の費用はどこから。

州からの援助がある。今のところ税金アップの予定はない。

 

その他、小学校のクラスの保護者代表から、学校近くの難民施設の予定についての質問、インテグレーションのための語学コースの状況、講師は十分いるのか、難民申請の可否が判断されるまでの時間は、等の質問があった。やはり特に単身の若い難民について不安を感じている印象を受けた。最初の質問の男性以外に明確に難民への偏見を出していた意見が次の2つである。

 

50歳前後の男性、職業は医師。「ゴミの分別に問題があるなどといってるが、もっと大きな問題だ。私は難民の若者が何もせずぶらぶらしているだけを見たが、それはけしからん。彼らは何をしているのだ。」会場から拍手。

→区長は、それが問題だというならドイツ人の若者だって同じだろう。コーディネーターから申請中は労働許可は出ない。彼らだって働きたいと思っている。他の参加者から、彼らは何もしていないわけではない。カフェで我々とコミュニケートしたり、地元のスポーツクラブに参加したりしている、あなたも我々と一緒に彼らと交流するべきだ。

医師はさらに「そんなものは単なるエピソードで仕事ではない。仕事というのは1日8時間きちんとしなければいけないものだ。」

→難民のホストをしている女性から、彼らが経験してきた酷い出来事のことを考えれば、そんなにすぐに日常に戻ることはできない。彼らには時間が必要だ、との意見。

 

先程の医師にオーバーなジェスチャーで拍手をしていた中年男性がいたが、その隣の奥さんらしき女性が質問。「警察は軽微な犯罪だけだと言ってるがそんな事はない。報道によればこの地域で空き巣などが大幅に増えている。」

→警察から、それに対して既に対策が取られ特別チームも結成されて容疑者も逮捕し封じ込めに成果を挙げている。そしてそれは難民の増加とは何の関係もない。容疑者の国籍も南アメリカや東欧でこの近辺に居住してるのでもない、との回答。その後すぐその夫婦は会場から出て行った。

 

 医師の発言には呆れた。「労働すれば自由になる」(アウシュビッツ入り口に掲げられていた標語)という訳だろうか。難民申請者が働けない事も知らないでそんなことを言ってるのだ。日本に政治難民として移住する事を勧めるべきだった。また後者の夫婦の意見はPEGIDAやAfD支持者に典型的な偏見である。彼らのようなタイプが手に手を取って難民に対する偏見を育てているのだ。

 勿論彼ら以外にも難民受け入れに懐疑的な人はそれなりにいたのは医師に対する拍手からも分る。だがそれに反対する意見を述べた人に対する拍手の方が大きかったことも確かである。また年配の方のほうが難民受け入れに積極的な発言が目立った。

 

 

 

 

ケルン集団暴行事件 日本の報道を検証する(5)

4.「イスラム系」の「難民」による「性的暴行」?

 

 今回は予定を変えて、州議会での内務省報告についてのツァイト紙のニュースを紹介する。

Kölner Silvesternacht: Eskaliert ist es von allein | ZEIT ONLINE「ケルン大晦日 エスカレーションは自発的」

Wie fand sich die Gruppe der Täter zusammen? Das Innenministerium sieht keine gesteuerte Aktion: Es gebe "deutliche Hinweise" darauf, "dass die Straftaten von unterschiedlichen Tätern/Tätergruppen begangen wurden." Ein solcher Hinweis könnte sein, dass die Täter in unterschiedlichen Städten wohnen und aus unterschiedlichen Ländern stammen. Keiner der bislang 30 identifizierten Tatverdächtigen hat einen festen Wohnsitz in Köln: Etwa die Hälfte von ihnen wohnt in anderen Städten in NRW, die andere Hälfte hat keinen festen Wohnsitz. Die Personen sind 16 bis 32 Jahre alt. 13 von ihnen sind Marokkaner, 12 sind Algerier. 15 haben einen Asylantrag gestellt.

(訳)犯人グループはどのような構成だったか。内務省はそれがコントロールされた行動であったとは見ていない。犯罪行為が様々な犯人・犯人グループによって行われた「明確な兆候」があるとしている。その様な兆候のひとつが犯人達が異なった都市に居住しており、異なった国の出身であるということである。これまでに身元が判明した30人の容疑者のうちケルンに定住しているものは誰もいない。約半数はNRW州の別の都市に居住し、もう半分は住所不定である。年齢は13歳から32歳、13人がモロッコ人、12人がアルジェリア人である。15人が難民申請者であった。

  目立つのはモロッコ人とアルジェリア人の多さである。彼らは既に2011年から主にスリ、窃盗犯として警察からマークされる存在になっており、ドイツに不法滞在する者の中でもとりわけ高い犯罪率を示している。その理由として、彼らの多くが金を稼ぐために家族から送り出された若者であり、そのような若者がヨーロッパ各地からデュッセルドルフ・ケルン周辺に集まり仲間を難民収容所からリクルートしているという。

 それらの国からの難民申請者が難民認定をうける率は3%程度でしかなく、彼らは語学コースを始め公的な援助を受ける事ができず、犯罪に関わるようになる。しかし出身国が受け入れを拒否しているため送還することもできない。また彼らが性的犯罪を犯すという例は殆ど知られていない。(Warum viele Marokkaner unter Verdächtigen in Köln sind - Panorama - Süddeutsche.de「なぜ多くのモロッコ人がケルンの容疑者の中にいるのか」Köln-Übergriffe: Sozialarbeiter über straffällige Nordafrikaner - SPIEGEL ONLINE「ケルン暴行事件 犯罪を犯す北アフリカ人についてソーシャルワーカーが語る」)

 

Im WDR beschrieb ein Marokkaner, der seit drei Jahren in Köln Taschendiebstähle begeht, die Situation so: Man habe sich mit 70 bis 80 Personen im Stadtteil Kalk getroffen und sei dann zum Hauptbahnhof gefahren. Zumindest ein Teil der Täter scheint also aus der Kölner Taschendiebszene zu stammen. Allerdings führt die Polizei eine umfangreiche Datenbank über diese Szene: Die "Nafri"-Datei enthält laut Innenministerium Daten zu mehr als 21.000 Straftaten und 17.000 Personen Nordafrikanischer Herkunft. In dieser Datei ist aber nur einer der nun Tatverdächtigen verzeichnet. Keiner der Täter ist als "Antänzer" bekannt. Als einer jener Diebe also, die ihren Opfern nahekommen, um sie dann gezielt zu bestehlen. Eine Masche, die besonders in Köln üblich ist.

(訳)3年前からケルンでスリ行為をはたらいているモロッコ人はWDR(西ドイツ放送)で状況を以下のように描写した。(訳注・ケルンの)カルク地区に70人から80人が集まり中央駅に向かった。少なくとも犯人の一部はよってケルンのスリグループに属していたと見られる。しかし内務省は彼らについての詳細なデータバンクを持っており、21000件以上の犯行と17000人以上の北アフリカ出身者のデータがあるが、容疑者の内それに記録されているのはただ一人である。またケルンでよく見られる手口である、狙いを定めて近づき盗みを働くいわゆる”Antänzer“(訳注・盛り場で陽気に騒ぎながら近づいて抱きつき踊る振りをしながらスリをする)と知られている者はいない。

 

f:id:Fondriest:20160129211136p:plain

被害者の構成 告発818件 犯行1072件中 女性79%男性18%不明3%

 

Der Marokkaner berichtet dem WDR weiter, seine Gruppe habe sich dann am Hauptbahnhof laut auf Arabisch unterhalten, was dazu geführt habe, dass sich immer mehr Arabisch sprechende Menschen angeschlossen hätten. Viele hätten die Gelegenheit zum Klauen genutzt, dann hätten einige "Mädchen begrapscht" und die Sache sei "völlig ausgeartet". Das deckt sich mit der Darstellung des Ministeriums. In dessen Bericht heißt es nüchterner: "Sehr wahrscheinlich" hätten "gruppendynamische Prozesse und Abstimmungen die jeweiligen Einzel- und Folgetaten" beeinflusst.

(訳)WDRの放送のそのモロッコ人によれば、彼のグループは中央駅でアラビア語で大きな声で会話していたが、すると次第に多くのアラビア語を話す者達が集まってきた。多くがその機会を盗みに利用したが、そのうち何人かが「女の子に触り始め」、それが「暴走した」。これは内務省の描写と一致している 報告では無味乾燥な表現で「集団力学的な過程と調整がその都度の個々の犯行とそれに伴う犯行に影響を与えた蓋然性が非常に高い」と述べられている。

f:id:Fondriest:20160129211225p:plain  時間帯による犯行発生件数 赤が性犯罪、グレーがそれ以外

 これを見れば犯行は11時間の時間間隔に及び、何百もの件数があったから広場の「1000人」の多くが犯人だったなどというのが妄言だとわかる。また性的暴行よりも窃盗等の被害報告の方が多いことに注意。

 

Eine Auswertung der in diesem Bericht aufgelisteten Strafanzeigen zeigt auch, dass es schon früh in der Nacht sexuelle Übergriffe gab. So wurden allein zwischen 23 und 23.30 Uhr 52 Sexualdelikte begangen. Also beinahe zwei in jeder Minute. Ungefähr um diese Zeit räumte die Polizei den Bahnhofsvorplatz, um eine mögliche Massenpanik um Mitternacht zu verhindern. Nach Mitternacht öffnete die Polizei das Areal wieder. Danach erreichte die Frequenz der Straftaten laut der nun vorliegenden Anzeigen ihren Höhepunkt.

(訳)報告書中の告発の分析から分る事は。既に早い時間から性犯罪が発生し23時から23時半の間だけで52件に達した。すなわち殆ど1分あたり2件である。ほぼこの時間に24時の集団パニックを防止するため警察は駅前広場から群集を排除した。真夜中過ぎに警察は再び広場を開放した。届けられた告発によればその後に犯行はの頻度は最大になった。

 

Waren die Taten sexuell motiviert oder ging es eher um Bereicherung? Offenbar ist das von Täter zu Täter unterschiedlich. Hundertfach wurden Frauen sexuell genötigt, ohne dass sie auch beklaut wurden. Und ebenfalls hundertfach wurden Passanten bestohlen, ohne dabei sexuell angegangen worden zu sein.

(訳)犯行は性的な動機によるものか、それともむしろ金銭を狙ったものだろうか。明らかにそれは犯人ごとに異なっている。何百人もの女性が何かを盗まれる事なく性的強要を受けた。そして同じく何百人もの通行人が性的な嫌がらせを受けることなく盗みにあった。

 記事で引かれているWDRの放送では犯罪学者が、これまで発表された事実からして今回の犯行が性的な目的よりも物品を標的として行われており、被害者に触ることはそれで被害者の注意を引くための典型的な手口であるとコメントしており、警察のスリ担当班、モロッコ人コミュニティの人間も同様の見方をしているとして、内務省の性的な目的がメインの新しい現象であるという見解に疑義を呈している。 

 これからさらに容疑者の数が増え新しいディテールが追加される事が考えられるが、これまでの情報からすると、この事件を「難民」、「イスラムの女性蔑視」、「集団性的暴行」などといった表現で捉える事に大きな疑問符が付くだろう。まず一言に「難民」といっても、難民、難民申請者の区別も含め、その中に様々なグループ、社会的背景を持つ者が存在するということである。その様な差異に注意することなく「難民」と一括りにした上で「全ての難民がそうではない」と言ってみても空疎な建前以上のものではない。また以上のような犯行の手口、経過だとするならば、「イスラムの女性蔑視」、「集団性的暴行」という見方は、勿論それを持って事件の背景を分析する事はできても、この事件の直接の原因、描写としては不適切になるだろう(念のためだが、私は性的被害を無視、軽視して良いと言ってるのではない)。ましてここに「文明の衝突」を見ることがいかに粗雑で浅薄な反応かは言うまでもない。我々が考えるべきなのは「文明の衝突」ではなくエドワード・サイードのオリエンタリズムの方であり、「野蛮なあいつらはいつも我々の女を狙っている」という偏見の持つ我々の野蛮さではないのだろうか。

(追記 2月19日)

2月15日に追加報道があった。Köln-Übergriffe zu Silvester: Polizei ermittelt gegen 73 Verdächtige - SPIEGEL ONLINE「大晦日のケルン暴行事件 警察は73人の容疑者を捜査」容疑者の数は73人に増加したがその構成はやはり大多数がモロッコ、アルジェリア系で、容疑の大半も窃盗、スリであることに変化はない。

 

(おまけ)

 思ったとおりのブクマコメントがあり爆笑したのでコメントしておく。

id:oktnzm

普通、新聞言うたら紙だろ…。"私の調べた限り"をスルーしてるしバイアスのかかった検証。沈黙の原因を警察発表の遅れとみなせる寛容さがあるなら、マーンのミスも単にドイツ語の不得手とみなせばよかろうに。

 実は、マーンの「ケルンの知人」が言ってるのは紙の新聞のことだという解釈については、前回の記事で意図的に書かなかった(笑)。そもそも紙版に限定して報道の有無を問題にする事はただそのマーンの知人の発言の正誤にしか関係しない。私はケルン在住ではないので紙版の新聞は確認していない。だが経験上ネットの記事と印刷版の記事に大きな違いはないし、挙げた記事の全てがオンライン版のみであったという可能性は極めて低い。勿論ベルリンの連邦図書館に行けば確認できるが、それはoktnzm の方がすべき仕事だろう。検証を期待している。そして言うまでもないが、少しでもものを考える事ができれば、それはマーン擁護にはならないことがすぐに分る。実際に紙の報道はなかったと仮定してみよう。まず、その理由をメディアの自主規制とするなら、彼らはなぜかその後も残り簡単に見つけられるネットでは報道したというおかしなことになる。では一万歩譲って仮に社内で報道賛成派と反対派で激しい戦いが起こり(全てのケルンの新聞社で!)、反対派はなんとか印刷は阻止したがネットには流されてしまったという劇的な展開があったとか、ひょっとすると単なるうっかりミス(てへペロ)ということにしよう。ところがそれでもマーンが4日以前に地方メディアではネットで報道があったことを知っていながら、「知人によるとケルンで(紙の)報道はなかった」という言明を逆接も留保もなくさらに「紙の」という重要な限定もなく記事中のそこに入れたことが説明できない。

"私の調べた限り"をスルーしてる

 してないからこそ彼女がアクセスしたサイトにある記事を「見つけることができなかったのは非常に不思議な事だ」と書いたのだが。それとも「マーンちゃんよく頑張って調べたね。でもこれを見逃してるよ」と書けばよかったのだろうか。

寛容さがあるなら、マーンのミスも単にドイツ語の不得手とみなせばよかろうに

 私の主張に寛容さなど無関係だが、仮にメディアに対して寛容だとしてその寛容さをマーンに適用する理由がない。何十年もドイツに住みドイツについて多くの本を出版している「作家」である彼女に失礼だからドイツ語が不得手などとは思わないが。恐らく彼女自身も「私がドイツ語ができないなんて失礼な!分ってるからこそ捏造できるんです!」とお怒りになるだろう。それでoktnzm自身はメディアに不寛容だから、その不寛容さをマーンにも適用して「この職業デマゴーグめ!」って言ってくれるんだろうか。ああでも「放火」は原文にないんだからドイツ語関係ないよね。

 

(追記)

さて id:oktnzm は予想通り何が問題かを理解できずマーンが仕掛けたデタラメにすがるしかできないわけだが、実はベルリンに行かなくとも記事をチェックする方法があるのである(笑)。GENIOS https://www.genios.de/ というサイトがあり主な新聞、雑誌記事をアーカイブしている。ただし有料である。こんな愚か者のために1€たりとも使う気はないし記事の存在だけが問題なのでそこの検索画面のキャプチャー画像を上げておく。

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 小さくて読みにくいようだがこれ以上手間かけるもの馬鹿らしいので疑う方は自分で検索していただきたい。

 

(追記2)

confi また難民申請者が人を襲ったなんてデマだマーンは嘘つきだとか暴れまわってた奴(日本在住。ドイツネイティブなのか不明、ドイツ人が一般的に受け取ってる情報の内一部のみ援用)が口汚く罵ってるね

  ネットで相手の居住地が分ると言う超能力者らしい。勿論ハズレだが。そして「難民申請者が人を襲ったなんてデマ」なんて私は主張していない。これも妄想である。